安い金利で不動産担保ローンを組むためには利息制限法を見よう

借入れ前に知っておきたい金利の話

借入れする際に重要なポイントとなる金利ですが、その内訳を理解している人はすくないでしょう。金利の内訳を理解することで、より納得してローンを組むことができます。ここでは、不動産担保ローンの金利について解説します。

金利は大きく分けて2つ

固定金利
固定金利とは、名前の通り固定されていて変動のない金利のことです。固定金利の場合、契約の期間が長いと高くなってしまいます。契約内容によって固定される金利の額が変わりますが、その金利は、変わることがないため将来的に返済計画を立てやすくなります。変動のない金利のため返済計画が崩れることなく安定した生活を送ることができます。金利が高くなることが弱点ですが、将来のことも考えて返済計画が崩れない方が自分に合っている人は固定金利を検討しましょう。
変動金利
変動金利とは、固定金利とは違い金利が変動する不動産担保ローンのことです。金利の変動期間は、3か月だったり、6か月だったりと契約内容によって変わります。金利の見直しは、その時の市場金利によって変更されます。変動金利でローンを組んだ場合、固定金利よりも低くなり利息が減ります。ローン返済の負担は軽くなりますが、返済中に変動で金利が上がることがあります。そのため、金利変動のたびに返済計画を立て直さなくてはなりません。臨機応変に対応できる人は変動金利で利息を減らすことが可能です。

固定金利と変動金利は対象的ですが、返済シミュレーションをしっかり行い最適な方法を選択する必要があります。

融資額によって上限金利は異なる

不動産担保ローンを組んだ時に金利は必ずついてきますが、この金利はどのようにして決められているのか気になる人もいるでしょう。実は、不動産担保ローンの金利は、利息制限法によって定められています。この金額は、融資される金額によって変わります。融資金額がいくらで何%の金利になるのかを下記の一覧表を見て確認しましょう。

  • 融資金額が10万円未満の場合:年利20%
  • 融資金額が10万円以上100万円未満の場合:年利18%
  • 融資金額が100万円以上の場合:年利15%

ここで知っておきたい契約年率と実質年率

契約年率と実質お年率は違うものなのできちんと理解しておきましょう。契約年率は、契約上の金利ですが、実質年率とは契約年率だけではなく、表面金利や事務手数料、融資元本以外の「みなし利息」を含めた額をまとめて、年率で表したものになります。利息制限法では、融資が100万円を超えた場合、金利の上限が15%と決まっています。そのため、融資が100万円を超えた場合に実質年率が15%以上あると違法とみなされます。契約年利ではなく実質年率で金利を確認するようにしましょう。「みなし利息」には、繰り上げ返済する時の解約手数料も含まれます。そのため、繰り上げ返済の時の金利は解約手数料と経過期間や融資残高も合わせて計算し直す必要があります。

借入れ前に確認しておきたい返済方法の種類

不動産担保ローンを組む時には、融資をしてもらった後のことも考えなくてはいけません。ローンの返済にはどう向き合えばいいのか、無理のない返済プランを立てるためにも、返済方法の種類を明確にしておくと良いでしょう。

返済方法の種類

元利均等返済
元利均等返済とは、固定金利の場合に利用できる返済方法です。ローンを組んだ時に発生する金利が変わらないため、返済が終了するまでの期間、返済の金額が同じになります。返済額が毎回変わらない金額のため、返済計画が立てやすく、他の出費に備えることができます。安定した返済を望む人はこの元利均等返済を選びましょう。
元金均等返済
元金均等返済とは、元金の返済金額を一定の金額にしますが、利息はローンの残高から計算して元金の返済額に足されます。この返済方法では、元金の返済額は毎回変わりませんが、残高から計算される利息は減っていくため返済の総額を減らすことができます。きちんと支払いを続けると毎回の返済額が減っていくので、後半になれば返済の負担が減ります。
一括返済
一括返済とは、不動産担保ローンで担保とした不動産を、売却すること前提にした返済方法です。不動産の売却までには、毎月利息だけを支払いします。元本の返済に関しては、不動産が売却されたら、その代金から一括で支払うことになります。不動産を手放すことになりますが、毎月の返済が利息のみになるため、返済の負担を減らすことができます。
その他返済方法
他には、「自由返済」と言って毎月の返済額に加えてボーナスや資金的に余裕が出た時にプラスして返済することができる方法です。この方法をうまく利用することで利息を最低限に抑えることができます。また「利息払い元金一括返済・元金据置返済」という方法もあり、毎月の支払いは利息のみで、元本は返済期限までに一括で返済する方法があります。

事前に返済プランの相談をしておきましょう

ファイナンシャルプランナーでは、不動産担保ローンに関する相談をすることができます。ファイナンシャルプランナーと返済シミュレーションを行うことで、負担のない借入れが可能となります。また、借入れする目的や、不動産評価額、支出項目をしっかりと伝えておくことで、より精度の高い分析をすることができるでしょう。不動産担保ローンを組む前に一度ファイナンシャルプランナーで相談するとよいです。相談は、電話やメールでもできるので、空いた時間に利用することが可能です。借入れは、その時のことだけを考えると返済に苦労します。将来的なことも考えたうえで不動産担保ローンを組むようにしましょう。

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